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赤星直忠博士

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三浦半島地域の考古学研究の先駆者である文学博士赤星直忠博士が、県下全域に及ぶ広いフィールドと長年にわたる考古学研究の結果、採集した文化財遺物や諸文献を保存管理し、歴史研究の資料として提供しています。明治35(1902)年、横須賀に生まれた赤星博士は、昭和23(1948)年、日本考古学協会設立時に会員に推挙されました。県の文化財保護委員をはじめ鎌倉市、逗子市、横須賀市などの文化財保護委員を長く務め文化財保護の功績により、昭和47年(1972)、勲五等瑞宝章を授与されます。「時間が足りない」が口癖だった赤星さんは88歳で亡くなる直前まで研究に没頭し、残した文献資料は500編以上に及び、、また、横須賀考古学会を主催し多くの会員を育てました。
赤星直忠博士文化財資料館
「赤星博士が残した資料と遺物の数々を大切に保管し、地域で共有しながら研究を引き継いでいきたい。」資料館の設立には、文化財の保存に力を尽くし啓発活動にも取り組んだ赤星博士の意思を引き継ごうとする教え子たちの思いが込められています。資料館は建設会社の3階にあり、同社の営業時間内なら自由に閲覧可能です。毎週水曜日の午後には考古学研究者が集まり勉強会を開いています。
①弥生時代 弥生土器(写真左上)
②縄文時代 縄文土器(写真右上)
③中世 五輪塔文軒丸瓦(写真左下)
④古代 ト骨(写真中央下)
⑤古墳時代 人物埴輪(写真右下)
⑥縄文時代草創期 有舌尖頭器(写真中央)